なぜ?ひな祭りをするの? お雛様の役割とは?
売っているのはひな祭りです。
あんなひな祭り。こんなひな祭り。と・・・
私たちが生まれるずっと前からひな祭りがあります。
幼いお子さんの元気な成長を願う「雛人形」。
こころから喜びを伝えお祝いする3月3日。
お父さんとお母さんが、子供に気持ちを伝える、年にたった一回きりのひなまつり…
日本古来の女性の文化の雛祭り。
そうそれは、日本のこころをいつの時代にも、お伝えしていく大切なこころの育(はぐく)みなのです。
だからこそ、雛人形のひなせいは、こう、想っております。
それは・・・
ひな祭りは家族の絆と日本の女性たちの和ごころ。
なぜ日本人は、3月3日に雛人形を飾るのでしょうか?
雛人形の歴史は長く、平安時代にまで遡ります。この時代から、今の現代まで続くひな祭り(雛人形)。女性の出生、成長を喜びお祝いする雛人形です。
昔は、今の時代ほどモノは溢れていませんでした。お子さんが産まれても医療機関や薬が発達しておらず、成人までに亡くなってしまうケースが多かったのです。そんな中、女の子が立派に成長していきますように…こんな願いを込めて、雛人形を飾ってお祝いしました。
最近では、モノが氾濫してしまっているので雛人形というモノとして囚われてしまう傾向があるのも事実です。ちょっと寂しいものを感じる静岡県藤枝市雛人形のひなせいの私たちでもありますが、雛人形作り、提供にこだわる私たち静岡県藤枝市お人形のひなせいは、雛人形の本質をまずはお伝えしています。
ひな祭りを通じて感謝の気持ちを育む
ひな祭りを通じて、お嬢さんの心の中に感謝の気持ちを育んでいく体験、経験があります。確かに、洋式のクリスマス、バレンタインという行事(イベント)もありますが、それはそれです。
日本人として産まれ育つ。これをお読みのあなたは日本にお住みなので、知らないかもしれませんが、日本人の気質は世界稀な特徴を持っているのも事実です。勤勉で生真面目なのもそうですが、相手を敬い、相手の事を第一に考える。相手への思いやり。この意識がかなり高い国民性です。
島国だったからこそ、この意識を祖先、先祖の代々の諸先輩たちから学び引き継がれてきた気質です。そのひとつに雛人形が存在しています。
雛人形に込められた深い想い
おじいちゃん、おばあちゃんから贈られたギフトという雛人形の贈り物。おじいちゃん、おばあちゃんが、自分のためではなく、「人のため、相手のために贈る」雛人形というモノですが、その奥底に眠っているものは、「産まれた赤ちゃんが、健康に成長してくれますように…」という願いです。これを、3月3日というひな祭りに飾り、祝います。
成長していくお嬢さんに、おじいちゃん、おばあちゃんから贈られた雛人形というギフトには、ひな祭りを体験していく家族での会話の中に、「こんな願い、あんな想いがあるんですよ…」「あなたに、こうなってもらいたい」「だから、おじいちゃん、おばあちゃんが、雛人形をあなたに贈ってくれたのよ」という会話があります。
ひな祭りを通じて、そう学んで育っていくと感謝の気持ちが自然と育つではありませんか?育まれるのではありませんか?
日本人の美徳と雛人形
先にも言いましたが、日本人には、相手を敬う、他人のことを第一に考える、相手への思いやり、この意識が高いです。この価値観が、まさに雛人形にぴったりです。
ですから、静岡県藤枝市雛人形のひなせいは、雛人形の販売のその前に、声を高らかに伝えています。
雛人形というのは、家族の絆、家族の団欒です。ひいては、子供の心の中に感謝の優しい心を築いていくものです。
ひな祭り(雛人形を飾ってお祝いする)という文化、風習が今なお引き継がれていますし、これは、未来永劫続くでしょう。
基本、自分のためではなく、「相手のために…」日本人としての美徳的価値観がそこに刻まれています。

静岡県が雛人形の産地の理由(豆知識)
静岡県が雛人形の産地となっていったのは、徳川家康が最後に駿河の国(今の静岡)に駿府城(現在の静岡県静岡市葵区)を構え、京都や江戸から駿府城(現在の静岡県静岡市葵区)を築くために職人を呼び寄せたのです。
その職人たちが、駿府城(現在の静岡県静岡市葵区)を建設してその後、家具職人や下駄職人、雛人形職人となっていったのです。この職人たちが、静岡県に残り住み雛人形を作る職人たちとなって静岡県が雛人形産地となっていたのです。