雛人形のお顔のシミ・汚れの取り方
Youtubeでわかりやすく解説しています。
くれぐれも、ご自分で行う際は丁重に行ってください。
お雛様のお顔のシミ・汚れ・除去の手順の概要
雛人形のお顔の汚れ落とし方法について解説します。
日本の伝統的なお人形であり、重要文化財でもありお嬢さんの大切な宝物です。
雛人形のお顔のシミが浮いてくる理由は、手の脂分
長い間お雛様を飾っておりますと、お顔にはシミや汚れがついてしまうことがあります。
この原因は、過去に油分がついた手で雛人形のお顔を、ふと触ってしまったことにより、長い月日で浮かび上がってくる傾向です。
この特徴としては、薄茶色の色合いの斑点のように浮かび上がってきます。
シミと表現した理由は、この現象に似ているからです。
このような場合は、お気付きになられた年にお早めに処理を致すことです。
そこで、お顔の汚れをとる具体的な方法をご紹介します。
雛人形のお顔の材質・特性を理解する
お顔は、石膏(せっこう)でできております。
イメージ的には、石灰の白い粉の塊と言ったら理解が深まるでしょうか・・・?
専門的には、材質が硫酸カルシウム(CaSO4)を主成分とする鉱物です。
濡れた布で、ゴシゴシ拭くと表面が削り取られてしまいます。
ですが、本当に繊細に少し濡れた綿棒の先で様子を見ながら、
軽く当てることにより過去に付着してしまった手の脂分が取れて、元通りになります。
具体的なお雛様のお顔についた油分の取り方
まずは最初に、雛人形のお顔を清潔な布で軽くふき取りましょう。
柔らかい布を使って優しく拭くことで、ほこりや表面の汚れを取り除くことができます。
次に、お顔のシミや汚れが頑固な場合は、以下の手順を試してみてください。
1.ほんの少し水で湿らせた綿棒を使用:
温かい水を少量含んだ綿棒でお顔の汚れやシミを優しく10回程度綿棒の先を当てつつ、汚れ部分を擦る程度の繊細な感覚で行ってください。
2. 濡れたお顔の表面が、水分を含みますので白いお肌が若干濡れた色に変化します。
そのまま、2〜3分放置して自然乾燥させる感覚でお待ちください。
徐々に、お肌の湿り具合が見た目で解り、元通りになっていきます。
雛人形のお顔の汚れ対処方法の注意点
雛人形のお顔はデリケートな部分ですので、力を入れすぎないように注意しましょう。
シミや頑固な汚れが取れない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
以上が雛人形のお顔の汚れ対処方法です。
定期的なお手入れを行うことで、雛人形を美しく守ることができます。
重要文化財である雛人形を丁寧に扱い、長く楽しむためにも、お手入れを行ってください。
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