雛人形の横幅は、どのサイズ(大きさ)がおすすめですか?
※ この記事で記載されているサイズ(大きさ)は、「飾り代のサイズ(横幅)」についてです。
雛人形一体のサイズではありません。雛人形のサイズについては、こちらをどうぞ。
雛人形業界は、歴史が長いです。古くからありました。
そのため、表記や規格がcmではなく、「尺(しゃく)」という昔の長さの単位が、使われてきました。
専門的な寸法となりますので難しい説明は割愛しますが、簡単には1尺=30cmと覚えてくだされば宜しいかと思います。
古い業界の全てのサイズの企画は尺の30cm単位が日本には多いです。
【余談】
畳のサイズは、約182cm×91cmです。
ベニアのサイズは、3尺×6尺(910mm×1820mm)です。
1坪のサイズは、182cm×182cmで約3.3平方メートルです。
もちろん雛人形の全ての規格が、この30cmをベースに出来ています。
30cmの2倍が 60cm(2尺)
30cmの3倍が 90cm(3尺)
30cmの4倍が 120cm(4尺)
30cmの6倍が 180cm(6尺)
という風に雛人形の大きさ(横幅)は、決まってきました。
ですから、一昔前の雛人形の横幅は、「120cm(4尺)」「105cm(3.5尺)」「90cm(3尺)」が主流でした。

この、古くからのサイズがベースにありましたが、時代が進むにつれて生活様式が昔と変化し、マンションなどの狭い空間で暮らす人が多くなりました。
それに従い、雛人形の主流のサイズも小さく変化してきました。
今の雛人形の横幅(大きさ)の主流サイズは、40cm〜80cm程度
最近では、60cm・75cm・80cmというサイズが主流です。
雛人形の人気サイズは、地域性も多少ありますが、全国的には75cmが一番人気です。
(ただ、段々と人気サイズが小さくなっている傾向があり、小さいものでは40cmからあります。)
横幅が小さすぎるものを選ぶと、横幅に比例して、雛人形の一体の大きさも小さくなります。
「雛人形自体の大きさも、しっかりとしたものが欲しい」と考える方が多くいらっしゃり、そのニーズを満たしたサイズが、75cmになります。
これが75cmが一番人気の理由です。
75cmで雛人形を探すと、2つの種類が存在します。
以下からご覧ください。
もし、家具の上に雛人形を置きたいと考えている方は、「平飾り(親王飾り【2人飾り】)」がおすすめです。
一般的な家庭で使われている家具の奥行きは、45cmのものが多いです。
そのため、2人飾りの雛人形は、なるべく奥行きを45cm以内に収めるように努力し、家具の上に置けるように設計しています。
一方、床などの低い場所に置きたい、豪華なものが欲しいという方には、「平飾り(親王飾り・2人飾り)」がお勧めです。
3段飾りの5人タイプは、豪華でインパクトがあります。
その反面、奥行きや高さが大きくなります。
ですので、あまり高いところに飾ることはお勧めできません。
ちょっとした豆知識ですが、3段飾りのサイズは、横幅、奥行き、高さは殆ど同じ寸法になることが多いです。
横幅が、1mでしたら、奥行きも1m、高さも1m。
横幅が、75cmでしたら、奥行きも75cm、高さも75cmとお考えください。
具体的には、もう少しサイズが変わってきますが、選び方の参考的なサイズ数値として覚えておいてください。
-
横幅 45cmのお雛様も出始めました
もっとさらにコンパクトなサイズも新開発されております。
当社の方も来年モデルを高品質を残しつつ、コンパクトでおしゃれなお雛様を模索しております。
-
この記事を読んだ人は、他にもよく見られているお役立ち情報
コメントを残す