個人的な見解での「お雛様・お内裏様は夫婦ですか?」の結論は・・・
お雛様(雛人形)と言いますと、「宮廷の貴族・皇族の結婚式の宴の儀式の祝い」を複数の人形で表したものです。お酒を注いだり姫のお世話をする三人官女や音楽隊の五人囃子がおります。
この場合は、夫婦ではありません。
しかし、お内裏様と言いますと、男雛と女雛の二人を指しますので明らかに夫婦であります。
- 言葉の定義の変化で、お雛様の捉え方も変化してきている。
一般的に、お雛様と言いますとご家庭の雛人形の全体像を言ったり、お内裏様の男雛と女雛のことを言ったりもします。
今回のご質問は雛人形の男雛と女雛のお内裏様の二人の場合と、お雛様の全体像のこととして紹介させていただきます。
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お雛様とお内裏様の言葉の定義で夫婦?夫婦でない?
お内裏様の言葉の定義は、男雛と女雛の二人で構成されており、男雛は右側に、女雛は左側に飾られます。男雛は男雛と呼ばれ、紺色や紫色の着物を着ていて、女雛は雛人形の中で最も美しく飾られ、赤い着物を着ています。
お雛様(全体像を意味する表現)の言葉の定義は、その由来については諸説ありますが、平安時代に始まったとされる宮廷の遊びが起源とされています。当時、宮廷ではお内裏様とお姫様の人形を飾って遊ぶことが流行しており、それが次第に民間に広がっていきました。
この当時のひな祭りとは、「宮廷の貴族・皇族の結婚式の宴の儀式の祝い」としてひな祭りが行われておりました。ですので、この当時では夫婦ということです。
江戸時代に入ると、ひな祭りが現在のような形になり、お雛様が庶民の一般家庭でも飾られるようになりました。
当時の一般家庭では、夫婦間に女の子が生まれたお祝いに3月3日の桃の節句にひな祭りをするものという意識が根付いていきました。
ひな祭り(桃の節句)の意味合いも徐々に「雛人形は、お嬢さんの健康と成長を見守ってくれる」と意味合いも少しづつ移り変わっていきました。
現代のひな祭りでは、「お雛様は夫婦なのでしょうか?」もう一度検証されております。
現代では、ひな祭りは現在の形になり、雛人形は庶民の家庭でも人気となりました。娘が生まれた家庭では、桃の節句の3月3日に雛人形を飾ることが習慣となりました。
ひな祭りの意味は時間と共に変化してきました。最初には貴族や皇族の結婚式を祝うために祝われていましたが、次第に若い女の子たちの健康と成長を祝う祭りに変わってきました。 雛人形は、若夫婦の親御さんたちの気持ちを雛人形に託した「家族の幸せのためのお守り」として意識付けられるようになりました。
最近では、お雛様を夫婦として飾るという風習がありますが、公式の規則や伝統はありません。
- 言葉の定義の変化で、お雛様の捉え方も変化してきている。
雛人形で祝うひな祭りは歴史が古いです。 しかも、近年はお雛様を用意する方も二人だけのお内裏様の親王飾り(男雛と女雛)タイプですので、ご家庭の会話の中で言葉の定義も変化してきたのでは、ないのでしょうか?
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「お雛様(雛人形)」=お内裏様の男雛と女雛と意味する人も増えてきた。
家庭によっての考え方や価値観はそれぞれ違いますので、断定的なことは今の時代には言えませんが、お内裏様の男雛と女雛の二人の場合を意味するときは夫婦のカップルです。
- 要するにつまり・・・。
お雛様は、ひな祭りで飾られる三人以上の複数の人形の全体像であり、お内裏様の男雛と女雛の二人を指します。歴史的には、貴族や皇族の結婚式を祝うために祝われていましたが、現代では女の子の健やかな成長や家族の幸せを願うお守りとしても扱われています。言葉の定義の変化により、お雛様を夫婦として飾る風習が培ってきました。
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