綾美雛

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こんな綺麗な雛人形の殿姫２人タイプ

色遣いが素敵な殿姫２人タイプの人形です。こんなきれいな色があったのね…とため息をつく方もいらっしゃるほど。伝統的な色遣いをもとにしながら、流行のパステルカラーの軽やかな感じもミックスしました。
軽くなってしまいがちなパステルカラーがしっとりと落ちついた風情にまとまるのは、グラデーションの効果です。軽やかに始まって、落ち着いた色に着地することによって新しい美しさへと昇華しました。

殿姫２人タイプの雛人形は、何といっても若い世代に人気があります。収納の場所を取らず、飾り付ける場所も選ばないということが人気の理由です。
段飾り世代の方はあまりなじみがないかもしれませんが、殿姫２人だけでも、衣装の材料に上質なものを使い、屏風や飾り台に手の込んだ上質な素材を選ぶなら、殿姫２人タイプでもかなり贅沢な雰囲気になるのです。

お衣装

パステルカラーの布は、色が薄い分、品質によって差が出てしまう素材でもあります。昔ながらの厄除けの色である朱を映えさせる布地と、織り込んだ刺繍の色のバランスにまでこだわって選んだ色と品質は嘘をつきません。
桜のモチーフは伝統工芸によく使われる、日本独自の文様です。平安の昔から愛されてきた桜の文様は、美しさ、やさしさ、日本人の精神美を表すといわれます。現代のひな祭りの中にも、日本の伝統を失わずに伝えていきたいという願いが込められています。

殿姫２人タイプの雛人形は、他のところに目がいかない分、素材が問われる雛人形でもあります。職人の技と目の確かさを、ぜひご堪能ください。

お道具

無地の布も、織り方によって模様を浮きだたせていますので、ほのかな室内光の中で見る角度によって着物の表情は変わります。パステルカラーのいいところは、織りが素直に出るところと、いいものを使うとほんのりと発光するように見えるところです。

日本には、真っ白いものは忌みごとに使うとして、白でも真っ白ではなく、ほんの少しクリームがかった色を使う風習がありました。現代の流行であるパステルカラーですが、あえてはっきりさせないという日本独自のニュアンスカラーの伝統にもマッチするものがあります。